M22(球状星団、いて座)

撮影日時 | 2024年6月14日 |
---|---|
撮影機材 | ビクセン ED103S+SDフラットナーHD(D103mm, f811mm)、ビクセン SXP赤道儀 |
使用カメラ | ZWO ASI2600MC Pro |
ガイド鏡 | ペンシルボーグ(D25mm, f175mm) |
オートガイダー | ZWO ASI120MM |
感度・露出時間 | -10℃, Gain=300, 露出30秒×60コマ |
備考 | IDAS LPS-D1使用 |
いて座にある明るく大きな球状星団です。明るさ、見かけの大きさともに有名なヘルクレス座のM13に匹敵し、全天でも屈指の規模です。ただ、地球からの距離がM13は約25000光年なのに対し、M22は10000光年ほどしか離れておらず(地球に最も近い球状星団の1つ)、実サイズとしてはM13よりずっと小さかったりします。見事な星団ではあるのですが、日本からだと南中時でも高度が30度ほどしかなく、少々見づらいのが惜しいところです。
この写真では、天の川の微光星を背景に無数の星が寄り集まっているのがよく分かります。星団が気持ち赤みがかっているように見えますが、星間物質による減光の影響を受けているとのことなので、さそり座のM4と同じようなものなのかもしれません。
オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像およびレベル調整のみ行った画像です。明るく大きな星団だけに、軽い処理で巨大な姿が浮かび上がってきます。