光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

巨大黒点 2014年10月25日

撮影日時 2014年10月25日
撮影機材 ビクセン ED103S(D103mm, f795mm)、ビクセンSXP赤道儀
使用カメラ ペンタックス K-5IIs
感度・露出時間 ISO200、1/320秒
その他 Baader AstroSolar Safety Film(眼視用)で減光
Registax6によるウェーブレット処理

2014年10月25日に撮影した太陽面の写真です。

これの約1週間前の10月19日ごろ、太陽面の東端から肉眼でも確認できるほどの巨大な黒点が現れました。「活動領域2192」と名付けられたこの領域は、フレアを発生させながら太陽の自転とともに西進し、この頃はほぼ地球の正面を向いていて、見ごろとなっていました。

もっとも、何事もなかったからよかったですが、もしこの活動領域が地球の方向を向いているときに巨大フレアでも発生したら、大規模な磁気嵐が発生して大変な災害が起きかねない状況ではありました。実際、今回の黒点群は、「キャリントン・イベント」として知られる1859年の太陽嵐をもたらした黒点群をはじめ、過去最大級の黒点群と比べても遜色ない大きさだったとのことです。

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