月齢10
撮影日時 | 2012年4月1日 |
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撮影機材 | ビクセンED103S(D103mm, f795mm)、ビクセンSXD赤道儀 |
使用カメラ | Canon EOS Kiss X5 |
感度・露出時間 | ISO100、1/125秒×4コマ |
天文改造することを前提に購入した中古のEOS KissX5の動作確認がてら、撮影した上弦過ぎの月面です。キヤノンのAPS-Cタイプの撮像素子は一般的なAPS-Cサイズよりやや小さいため、K-7で撮ったものに比べると少し大きめに写ります。
欠け際中央に見えるのはコペルニクス(直径97km)。その北側(上側)に広がる暗い部分は「雨の海」で、その輪郭に沿って2つの山脈が走っています。コペルニクス付近から北東(右上)方向に伸びるのがアペニン山脈、そこから引き続き北西(左上)方向に伸びるのがアルプス山脈です。
また、南に目を転じると巨大なクレーターが多数集まっています。なかでもひときわ大きいのは、南端に近い位置にあるクラビウス(直径225km)。月面で最大級の大きさを誇るクレーターで、四国が丸ごとすっぽり収まってしまうほどの巨大さです。クレーターの中に小さいクレーターがいくつかあることから、比較的古いクレーターであることが分かります。