月齢11
撮影日時 | 2011年9月9日 |
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撮影機材 | ビクセンED103S(D103mm, f795mm)、ビクセンSXD赤道儀 |
使用カメラ | ペンタックス K-7 |
感度・露出時間 | ISO100、1/500秒×6コマ |
20011年8月にED103Sを購入し、初めて撮影したのがこの写真です。
月面写真というと、銀塩フィルムの時代は覆い焼きだのなんだのと、きれいにプリントを仕上げるために相当な苦労が必要でしたが、デジタルだとそのあたりが試行錯誤を含め実に簡単。特に準備らしい準備もしていなかったにもかかわらず、これだけ写るのですから……。
上弦を過ぎたこの時期は、北西側(左上側)にあるコペルニクス(直径97km)、南西側(左下側)にあるティコ(直径85km)の2つの大きなクレーターが目につきます。クレーターは隕石の衝突により形成されたものですが、これらのクレーターでは衝突で吹き飛ばされた物質がクレーターを中心に明るい筋(光条)を描いているのがよく分かります。光条はティコの方が目立ちますが、これはティコの方が新しいためで、コペルニクスは約10億年前、ティコは約1億年前にできたと考えられています。