光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

天の川中心部

撮影日時 2022年5月4日
撮影機材 SIGMA 18-50mm F3.5-5.6 DC(f35mm, F5.0)、SkyWatcher AZ-GTiマウント
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 ノーブランドCCTVレンズ(f25mm, F1.4)
オートガイダー ZWO ASI120MC
感度・露出時間 ISO100, 120秒×48コマ(Hα)
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FF使用

東京都心から捉えた天の川の中心部です。

東京都心は光害が酷く、当然のことながら天の川など影も形も見えません。しかし、空の暗いところであれば見える……つまり6等以上の明るさはあるわけで、それなら都心でも十分撮れるだろうと。

実際、過去に戯れでチャレンジした際にも天の川の片鱗が写っており、南側の照明が極端に酷くなければ、なんとかなりそうな感触はありました。そこで、南方に照明の少ない河川敷まで出かけ、撮影を試みた結果が上の写真です。お世辞にも「きれい」とは言い難いですが、天の川の存在が確かに分かります。淡くかすかな光とはいえ、街の光を超えて星の光が地上に確かに届いているのだと感じられて、本当に感動する瞬間です。

こちらは、写真内に写っている主な天体について注釈を入れてみたものです。天の川に沿って、有名なメシエ天体が点々と連なっている様子がよく分かります。恒星にしても意外と暗い星まで写っているのは驚きで、星図と突き合わせてみると少なくとも10等くらいまでは写っていそうです。

また、さそり座の尾のあたりを見ると、ごくかすかにですが出目金星雲 NGC6334と彼岸花星雲 NGC6357の存在が分かります。比較的雑に撮ってこれなので、冷却カメラでしっかり腰を据えて取り組めば、これらをまともに捉えることも可能かもしれません。

今回撮影に使用した機材は、架台が安価なAZ-GTi、カメラが中古品の改造、レンズも激安の中古品と、特別な機材は何も使っていません。こんな装備でも東京都心から天の川を捉えられるというのは痛快この上ありません。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像です。よく目を凝らすと中央付近にM8の存在がかろうじて分かりますが、地上からの光害が激烈すぎて、天の川の姿どころか星すら明るいもの以外ほとんど見えません。

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