光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

木星 2016年2月27日

撮影日時 2016年2月27日 0時14分3秒
撮影機材 セレストロン EdgeHD800+Meade 3x TeleXtender(D203mm, f6096mm)、ビクセンSXP赤道儀
使用カメラ モノクロ:ZWO ASI120MM
カラー:ZWO ASI120MC
露出時間 モノクロ:約90秒, 約15fps
カラー:約90秒, 約30fps
その他 モノクロ:約1200フレームをAutostakkert!2でスタック後、Registax6でウェーブレット処理、ステライメージ7で最大エントロピー法による画像復元
カラー:約2400フレームをAutostakkert!2でスタック
得られたモノクロ、カラーの画像をステライメージ7でLRGB合成

2016年2月27日、動画カメラを用いて撮影した木星です。

今回、拡大撮影系の組み方を少し変更しています。具体的には、これまで接眼部にバローレンズを装着したのち、その後ろに延長筒やフリップミラーを取り付けていたところ、延長筒やフリップミラーはボーグのパーツを使って全てねじ込み式で固定し、バローレンズは延長筒内に別途内蔵して力がかからないようにしています。こうすることで、時間経過や姿勢変化に伴ってバローレンズの接続部分から光軸がずれるのを防ぐことができます。

この日は比較的気流が安定していて、撮影中にモニタに写る木星でも縞模様の詳細が、時折はっきりと確認できました。実際、撮影後の処理も楽(モノクロ画像を16bitで撮影したのも要因でしょうけど)で、これまでの中ではよく写った方ではないかと思います。やはり光軸調整と、そしてなによりシーイングが大事と痛感させられます。

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