青い雪玉星雲 NGC7662(惑星状星雲、アンドロメダ座)
撮影日時 | 2022年9月30日 |
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撮影機材 | セレストロン EdgeHD800(D203mm, f2032mm)、ビクセン SXP赤道儀 |
使用カメラ | ZWO ASI2600MC Pro |
ガイド鏡 | セレストロン オフアキシスガイダー使用 |
オートガイダー | StarlightXpress Lodestar |
感度・露出時間 | 0℃, Gain=500, 露出3秒×657コマ |
備考 | ZWO Duo-Bandフィルター使用 中心部をトリミング |
アンドロメダ座にある有名な惑星状星雲です。見かけのサイズこそ直径0.62分角と小さいものの、都会からでも眼視で存在が分かりますし、案外と複雑な構造を持っていて、写真に撮ると楽しい対象です。
この天体は、2016年にもデジカメを用いて撮影していますが、1コマ当たりの露出時間を短くした効果もあるのか、細部の写りは当時とは比べ物になりません。中央の星をリング状の構造が取り囲み、さらにそれを繭状の構造が取り囲んでいる様子が見てとれますが、それに加えて、北側にわずかにガスが噴き出しているのも分かります。このあたりの淡い部分の描写力はさすが冷却CMOSと言ったところです。
ところでこの星雲の愛称ですが、しばしば「青い雪だるま星雲」という表記を見かけます。しかし英語名での愛称が「Blue snowball nebula」なので、「青い雪玉星雲」が正解です。おそらく、語呂や「雪だるま」という言葉のなじみ具合から広まってしまったものだと思いますが、公的な天文台でも使ってしまっているところがあったりして、なんとも困ったものです。
オリジナル画像
カメラで撮ったままの画像です。さすがに非常に小さいですが、わずか3秒の露出で写るあたり、輝度が高いのがよく分かります。また、中心近くのリング状の構造はこの時点でもよく見えています。