網状星雲 NGC6992-5(超新星残骸、はくちょう座)
撮影日時 | 2013年8月14日 |
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撮影機材 | ビクセン ED103S+レデューサーED(D103mm, f533mm)、ビクセン SXP赤道儀 |
使用カメラ | Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3 |
ガイド鏡 | アトム ガイドスコープ(D60mm, f540mm) |
オートガイダー | StarlightXpress Lodestar改 |
感度・露出時間 | ISO1600、90秒×64コマ |
備考 | IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用 |
はくちょう座にある超新星残骸です。数万年前の超新星爆発で飛び散ったガスが直径50光年にわたって広がっているもので、その広がる速度は毎秒100kmほどと言われています。「網状星雲」という愛称は、このガスがフィラメント状に広がっている様子から名づけられたものです。広がりが大きいため、残骸の部分部分に別々のカタログ番号が振られていますが、NGC6992-5はそのうちの東側、最も明るい部分にあたります。
もっとも、NGC6992-5が「明るい」といっても、網状星雲自体が非常に淡いもので、東京都心で写るものかどうか半信半疑だったのですが……恐るべきはデジタルの力でしょうか。光害がひどい上に気温も高く、空の透明度も今一つとかなり厳しい条件だったのですが、それでも赤いガスの所々に青色のガスが絡み合っている様子が分かる程度には写ってくれました。ちなみに赤い部分は水素、青い部分は酸素に由来する色です。