クリスタルボール星雲 NGC1514(惑星状星雲、おうし座)

撮影日時 | 2023年11月4日 |
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撮影機材 | セレストロン EdgeHD800(D203mm, f2032mm)、ビクセン SXP赤道儀 |
使用カメラ | ZWO ASI533MC Pro |
ガイド鏡 | セレストロン オフアキシスガイダー使用 |
オートガイダー | StarlightXpress Lodestar |
感度・露出時間 | -10℃, Gain=500, 露出60秒×60コマ |
備考 | Optolong L-Ultimateフィルター使用 |
おうし座とペルセウス座の境界付近に存在する惑星状星雲です。その青い輝きから「クリスタルボール星雲」の愛称があります。明るさは約10等とまずまずの明るさですが、見かけの大きさは2.2分角と、1分角以下の大きさが珍しくない惑星状星雲にしては比較的大きいです。地球からの距離は約1500光年。
撮影方法としては、惑星状星雲の常として「短時間露出×多数枚撮影」を行ったのですが、上記のように視直径が大きい分、像が想像以上に淡く後の処理で苦労することになりました。他の撮影との兼ね合いで総露出時間も1時間ほどしかありませんし、写りとしては正直不満が多いです。もっとちゃんと腰を据えて撮るべきなのでしょう。
オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像です。星雲自体が淡いので、この時点では星雲は影も形も見えません。強調してみても、中心星の周りに淡い痕跡が見えるのみです。