光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

ふくろう星雲 M97(惑星状星雲、おおぐま座)

撮影日時 2020年2月24日
撮影機材 セレストロン EdgeHD 800(D203mm, f2032mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 セレストロン オフアキシスガイダー使用
オートガイダー StarlightXpress Lodestar
感度・露出時間 ISO800、900秒×8コマ
備考 IDAS NebulaBooster NB1フィルター使用

おおぐま座にある惑星状星雲で、暗い部分が2つ並んでいる姿がフクロウの顔のように見えることから「ふくろう星雲」の愛称があります。樽のような形に広がったガスを斜め方向から見ている姿と考えられていて、ガスの薄い部分が暗い穴として見えていると思われます。

一般に、惑星状星雲は単位面積当たりの明るさが大きく、都心でも比較的見やすい&撮影しやすいものが多いのですが、このM97は9.9等と暗い上に淡く、都市部からの観察は困難です。今回の撮影では、1コマ当たり15分の露出時間を取ってみました。以前、この星雲を撮影した際には、1コマ当たり5分程度の露出で切り上げていたのですが、それと比べて淡い部分まできれいに映ったのではないかと思います。

オリジナル画像

カメラで撮ったままの画像です。メシエナンバーの惑星状星雲の中では暗く淡い部類に入りますが、この時点でハッキリと星雲を視認することができています。NebulaBooster NB1フィルターの効果も大きそうです。

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