光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

M71(球状星団、や座)

撮影日時 2024年8月4日
撮影機材 ビクセン ED103S+SDフラットナーHD(D103mm, f811mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ ZWO ASI2600MC Pro
ガイド鏡 ペンシルボーグ(D25mm, f175mm)
オートガイダー ZWO ASI120MM
感度・露出時間 0℃, Gain=300, 露出30秒×60コマ
備考 IDAS LPS-D1使用

や座にある球状星団です。地球からの距離は約13000光年。集中度の非常に緩い球状星団(「シャプレー・ソーヤー集中度」でクラスX~XI)で、1970年代までこれがが球状星団か散開星団かで意見が分かれていました。というのも、見た目のみならず、通常の球状星団と違って星団を構成する星の成分に「金属」*3が多いこと、多くの球状星団に共通して存在する「こと座RR型変光星」が見当たらないことなどから、「散開星団なのでは?」という疑念が拭いきれなかったのです。

しかし現在では、スペクトルの詳細な比較などから、M71は球状星団であろうと考えられています。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像およびレベル調整のみ行った画像です。8.2等とさして明るくないのでレベル未調整ではあまり見えませんが、レベル調整をすると緩い星々の集まりが容易に分かります。

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