光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

M5(球状星団、へび座)

撮影日時 2019年3月9日
撮影機材 セレストロン EdgeHD800(D203mm, f2032mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 セレストロン オフアキシスガイダー使用
オートガイダー StarlightXpress Lodestar
感度・露出時間 ISO800、60秒×8コマ
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

へび座にある明るい球状星団です。一般に、ヘルクレス座にある球状星団M13が「北天一の明るさと大きさ、美しさを誇る」と形容されますが、このM5も明るさ、見かけの大きさともにM13に匹敵する見事なものです。165光年ほどの実直径の中に10万個以上の恒星が集まった大集団で、地球からの距離は約24500光年と言われています。

今回の撮影は夜明け直前のわずかな時間に行ったもので、過去の球状星団の撮影でしばしば行ったような多段階露出は実施していません。撮影コマ数が少ないこともあって強調処理もごく控えめですが、明るい星団だけに都心でもよく写ってくれました。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像です。明るい星団だけに、撮って出しの状態でも球状星団らしく星がみっちりと密集している様子がよく分かります。

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