光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

環状星雲 M57(惑星状星雲、こと座)

撮影日時 2019年9月6日
撮影機材 セレストロン EdgeHD800(D203mm, f2032mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 セレストロン オフアキシスガイダー使用
オートガイダー StarlightXpress Lodestar
感度・露出時間 ISO800、30秒×120コマ
備考 IDAS NebulaBooster NB1フィルター使用、中心部をトリミング

こと座にある惑星状星雲です。この天体はこれまでにも何回か撮影していますが、今回は水素原子や酸素原子由来の輝線のみを通すNB1フィルターを用いつつ、短時間露出、多数枚の撮影を行うことで高解像度の画像を得ることを狙いました。

とはいえ、過去に撮影したキャッツアイ星雲等の惑星状星雲に比べると単位面積当たりの輝度が低く、1コマ当たりの露出は30秒とかなり穏やかにせざるをえませんでした。本当はRegistaxでのウェーブレット処理をかけてみたいところでしたが、輝度が低い上に枚数が少なめなこともあって、試したらノイズまみれになったので諦めました。それでも星雲の濃淡はある程度出てきてくれたかなと思います。

オリジナル画像

カメラで撮ったままの画像です。惑星状星雲は一般に単位面積当たりの明るさが大きいので、ごく短時間の露出でもよく写るものが多いのですが、このM57の場合はそこまで明るくありません。とはいえ、30秒の露出で存在を確認できるので、明るいことに変わりはありません。

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