光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

M19(球状星団、へびつかい座)

撮影日時 2024年5月11日
撮影機材 ビクセン ED103S+SDフラットナーHD(D103mm, f811mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ ZWO ASI2600MC Pro
ガイド鏡 ペンシルボーグ(D25mm, f175mm)
オートガイダー ZWO ASI120MM
感度・露出時間 -10℃, Gain=300, 露出30秒×60コマ
備考 IDAS LPS-D1使用

へびつかい座にある球状星団です。一般に、球状星団はその名の通りきれいな球状をしているものが多いのですが、この星団は明らかに楕円形でかなり異質な見た目です。銀河中心からの距離が約6500光年と比較的近いため、銀河核の潮汐力で歪んだ可能性がありますが、一方で、ガスや塵によって星の光が遮られて見かけ上楕円形に見えるだけ、という説もあります。球状星団の星の密集度を表す「シャプレー・ソーヤー集中度」はクラスVIIIとほどほど。地球からの距離は約21500光年です。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像およびレベル調整のみ行った画像です。レベル調整を行うと特徴的な楕円形の姿がはっきり浮かび上がってきます。

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