光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

M107(球状星団、へびつかい座)

撮影日時 2024年5月10日
撮影機材 ビクセン ED103S+SDフラットナーHD(D103mm, f811mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ ZWO ASI2600MC Pro
ガイド鏡 ペンシルボーグ(D25mm, f175mm)
オートガイダー ZWO ASI120MM
感度・露出時間 -10℃, Gain=300, 露出30秒×60コマ
備考 IDAS LPS-D1使用

へびつかい座にある球状星団です。1782年4月にシャルル・メシエの助手だったピエール・メシャンによって発見されました。これが彼によって発見された最後の天体で、将来的にメシエカタログに追加するつもりだったようです。1947年にアメリカ、カナダの天文学者であるヘレン・ソーヤー・ホッグによってM105、M106とともにメシエカタログに加えられました。

星の集まり方が緩い星団で、球状星団の星の密集度を表す「シャプレー・ソーヤー集中度」では下から3番目のクラスXに分類されます。銀河の中心からの距離は約9800光年、地球からの距離は約21000光年です。

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海外では"Crucifix Cluster"(十字架星団)という愛称がありますが、これはおそらく南北を逆にした時に、星団を含めた星々が十字架を描いているように見えるためでしょう。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像およびレベル調整のみ行った画像です。星団の密集度が低い上、7.9等とかなり暗いので、レベル調整前では星団の姿がほとんど分かりません。

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