光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

しし座のトリオ M65, M66, NGC3628(系外銀河、しし座)

撮影日時 2013年5月3日
撮影機材 ビクセン ED103S(D103mm, f795mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 アトム ガイドスコープ(D60mm, f540mm)
オートガイダー StarlightXpress Lodestar改
感度・露出時間 ISO800、120秒×21コマ
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

しし座の後ろ足の部分にある3つの銀河の集団で、西側(右下)がM65、東側(左下)がM66、北側(上)がNGC3628です。地球から約3500万光年の位置にあるこれらの銀河は実際の位置も近く、小さな銀河群を形成しています。

「3つの銀河が近接している」というと、しし座にはもう1つ、M95, M96, M105のトリオもありますが、このM65, M66, NGC3628のトリオの方が明るく、またより近接していて同時に捉えやすいことから人気があるようです。

M65は比較的整った形の渦巻銀河、M66は他の銀河からの重力の影響で形が歪み、NGC3628は渦巻銀河を真横から見た形……と、3つの銀河の形がそれぞれ異なるので、写真に撮ると面白い対象です。この日は空の透明度が決して高くなかった上、夜早い時間の撮影だったので光害がひどく、露出不足気味なのが惜しいところです。腰を据えて露出をかければ、NGC3628ももう少しはっきり捉えられたのじゃないかと思います。

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