光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

子持ち銀河 M51(系外銀河、りょうけん座)

撮影日時 2013年5月4日
撮影機材 ビクセン ED103S(D103mm, f795mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 アトム ガイドスコープ(D60mm, f540mm)
オートガイダー StarlightXpress Lodestar改
感度・露出時間 ISO800、120秒×24コマ
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

りょうけん座にある、有名な渦巻銀河です。渦巻星雲を真上から見た姿をしていて、その腕の先にNGC5195という小さな銀河がぶら下がっていることから「子持ち星雲」という愛称がついています。

銀河の渦巻構造が初めて確認された(1845年)銀河でもあり、口径72インチの大望遠鏡によるロス卿の見事なスケッチが残っています。

ロス卿によるM51のスケッチ(1845年)

しかし、この特徴的な姿を眼視で捉えるのはなかなか難しく、空の暗いところでも口径20~30cm以上の望遠鏡が欲しくなります。都心では言わずもがな。しかし、渦巻銀河としては腕がしっかりしているので、写真写りは比較的良い方です。迫力ある姿を捉えるには長焦点鏡が欲しいところですが、形が特徴的なので、比較的短焦点の望遠鏡でもそれなりの格好はつきます。

この日は街の明かりが減ってくる深夜になってからの撮影だったこともあり、良く写った方ではないかと思います。惜しむらくは撮影途中に雲が出てきてしまったことで、本当はもう十数コマ撮ってあったのですが、残念ながらそちらは使い物になりませんでした。

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