M48(散開星団、うみへび座)
撮影日時 | 2023年12月18日 |
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撮影機材 | ビクセン ED103S+SDフラットナーHD+レデューサーHD(D103mm, f624mm)、ビクセン SXP赤道儀 |
使用カメラ | ZWO ASI2600MC Pro |
ガイド鏡 | ペンシルボーグ(D25mm, f175mm) |
オートガイダー | ZWO ASI120MM |
感度・露出時間 | -20℃, Gain=100, 露出60秒×32コマ |
備考 | ケンコー・トキナー PRO1D プロソフトン クリア(W)フィルター使用 |
うみへび座にある散開星団です。星座の区切りとしては、たしかに春の星座である「うみへび座」の中にあるのですが、位置としてはこいぬ座の1等星プロキオンの南東、いっかくじゅう座のすぐ東にあり、どちらかというと冬の天体といった方がしっくりきます。
このM48ですが、1771年にシャルル・メシエが発見したものの、座標の記録ミスにより長らく行方不明になっていました。ようやく20世紀になってから、1934年にルーマニア出身の天文家オズワルド・トーマスが、また1959年には独立してカナダのT.F.モリスが、実際の位置より南に3.5度ずれた位置に記載されていた星団を見つけ、M48=NGC 2548であることを確認しています。また、この同定までに、1782年頃に「ティティウス・ボーデの法則」で有名なヨハン・ボーデが、1783年にはウィリアム・ハーシェルの妹であるカロライン・ハーシェルがそれぞれ独立にM48を発見しています。
M48は満月並みの広がりを持つ立派な散開星団で、明るさは5.8等。特別明るい星があるわけではありませんが、似たような明るさの星が列をなして絡み合っていて、美しい眺めです。
この写真では、散開星団の星々を強調するために、ソフトフィルターである「プロソフトン クリア」を用いています。キラキラした雰囲気がよく出てくれたと思います。。
オリジナル画像
コンポジット&処理前の画像です。強調前ですが、細かい星が中央付近に群れているのがよく分かります。