光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

M106(系外銀河、りょうけん座)

撮影日時 2019年2月2日
撮影機材 ビクセン ED103S+SDフラットナーHD(D103mm, f811mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 ペンシルボーグ25(D25mm, f175mm)
オートガイダー ZWO ASI120MM
感度・露出時間 ISO100, 900秒×8コマ
備考 RGB: IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

りょうけん座にある明るい渦巻銀河です。M106は本来メシエカタログには記載されていませんでしたが、メシエの助手だったピエール・メシャンが1781年に発見しており、後にカタログに加えようとしていたことがわかったため、1947年になってカナダの天文学者ヘレン・ソーヤー・ホッグによってM105、M107とともに追加された天体です。

周辺には比較的明るい系外銀河がいくつか写り込んでいます。M106の右上にはNGC4248、その右側には南北に2つ並んだNGC4231と4232、そして写真右上隅にはNGC4220が見えています。

M106のあたりだけトリミングしたのが上の写真。これを見ると、M106に存在する複雑な暗黒星雲、また周辺に広がる淡い腕も確認できます。

オリジナル画像

コンポジット&処理前の画像です。かなり明るい銀河で、この時点ですでに2本の腕の存在がハッキリわかります。

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