光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

ギャラリー

管理人が、新宿・渋谷から10km圏内の都心にある自宅付近から撮影した天体写真です。空の条件が良いところで撮ったものには到底かないませんし、管理人の腕も稚拙なものですが「都心からでもこのくらいは撮れるんだ」ということを知ってもらえればと思います。

太陽

減光方法さえ間違えなければ、場所を選ばず簡単に観測できる対象です。たまに巨大な黒点が現れて、私たちを驚かせることがあります。なお、日食の写真についてはこちら

巨大黒点 2014年10月25日

2014年10月19日ごろ、太陽面に肉眼でも確認できるほどの巨大な黒点が現れました。黒点は太陽の自転とともに移動し、23日ごろにはちょうど地球の正面を向く位置に来ました。この写真はその週の土曜日、ちょうど晴れとなった日に撮影したものです。

巨大黒点クローズアップ 2014年10月25日

上の写真と同時に、惑星撮影で普段用いている動画カメラで黒点のクローズアップを狙ってみました。複雑な構造がよく分かります。

金星

「明けの明星」、「宵の明星」の異名で知られる、太陽・月を除けば全天一の明るさを誇る天体です。その明るさは1等星のおよそ200倍、最大-4.7等にまで達します。

白昼の金星

最大光輝を迎えた直後の金星を昼間の空に捉えました。この時の金星の明るさは-4.6等。昼間でも、青空の中にチリッと輝く姿を肉眼で確認することができます。2017年2月19日撮影。

東方最大離角後の金星

金星が太陽の東側に最も離れる「東方最大離角」を少し過ぎた頃に撮影しました。東方最大離角の頃は日没時の金星の高度が高く、観測や撮影には向いています。2015年6月20日撮影。

火星

昔から人々の関心を引き続けてきた天体の1つです。惑星としてはかなりつぶれた楕円軌道を描いて公転しているため、年によって地球との距離が大きく変動します。普段は表面の模様を確認することすら困難なほど小さくしか見えませんが、いわゆる「大接近」の時には木星の半分程度の大きさにまで大きく見えます。

準大接近の火星

大接近一歩手前の中接近……「準大接近」とでもいうべきときの火星です。この時の地球-火星間の距離は0.5天文単位……約7500万kmにあたります。2016年5月28日撮影。

準中接近の火星

小接近寄りの中接近……「準中接近」とでもいうべきときの火星です。この時の地球-火星間の距離は0.62天文単位……約9300万kmにあたります。2014年4月13日撮影。

木星

太陽系最大の惑星で、小望遠鏡でも本体の縞模様や大赤斑、明るい4つの衛星(いわゆる「ガリレオ衛星」)を確認することができます。

木星 2016年5月22日

久しぶりに大赤斑が正面に来たタイミングで撮影できました。カラーカメラのみによる撮影ですが、木星のような明るい対象ならLRGB法を使わずとも案外何とかなるものです。

木星 2016年2月27日

木星の自転の関係で大赤斑こそ見えないものの、この日は比較的気流が安定していて縞の様子が良く写りました。シーイングの重要性を改めて再認識させられました。

木星 2014年12月28日

私はどうも運が悪く、大赤斑が見える時間帯に撮影できたことがほとんどないのですが、この日はちょうど大赤斑が正面を向いたときに撮影することができました。

木星 2011年11月5日

一眼レフで拡大撮影した木星です。今は動画で撮って処理するのが主流ですが、気流がある程度安定していれば意外とよく写るなという印象です。

土星

誰もが知っている惑星界の人気者。小望遠鏡でも見えるような環を持つ唯一の惑星です。環は地球から見ると1枚の板のように見えますが、その正体は直径数センチ~数メートルの小さな岩や氷が無数に集まったものです。

土星 2016年5月28日

衝間近の土星です。土星が傾きながら公転している関係で、このシーズンの環の開き具合はほぼ最大。環の様子がよく分かります。

土星 2014年4月26日

惑星撮影用の動画カメラで土星を狙いました。この日はシーイングが良くてシャープに写りましたが、惜しむらくは若干光軸がずれていたようです。

一眼レフの動画機能で撮った土星

一眼レフの動画機能を利用して撮影した土星です。土星は意外と暗いため、拡大率と感度(画質)との戦いになります。最近の感度の高い&動画に強いカメラなら、もう少しよく撮れるのではないかと思います。2013年5月17日撮影。

コンパクトデジカメで撮った土星

望遠鏡のアイピースに、コンパクトデジカメを押し当てて撮った土星です。こんなやり方でも、慎重にやれば意外とちゃんと写るものです。2013年5月10日撮影。

天王星・海王星

土星のさらに外側の軌道を回る、最遠の惑星たちです。いずれもガスでできた巨大惑星ですが、地球からの距離が遠いため円盤像を確認するのがやっとです。

天王星&海王星 2016年10月15日

口径20cmの望遠鏡と動画カメラで捉えた天王星と海王星です。さすがに模様は見えませんが、それぞれの特徴的な色合いがよく分かります。

彗星

突然夜空に長い尾を引いて現れる彗星は、昔から人々の関心を引いてきました。時には肉眼でも楽々見えるほどの大彗星が現れることも。日本では1996~97年のヘール・ボップ彗星以来、長らくそうした大彗星が見られていないので、そろそろ大物が現れてほしいところです。

ラブジョイ彗星(C/2014 Q2)

2014年8月に発見された新彗星で、地球に0.47天文単位まで接近し8等くらいまで明るくなることが期待されました。ところがその後、彗星は予想を上回るペースで増光し、2014年12月には肉眼彗星に、1月には3~4等台にまで明るくなりました。夜間、見えやすい高度にあったこともあり、双眼鏡を使えば都心でも楽々観察できました。2015年1月10日撮影。

アイソン彗星(C/2012 S1)

2012年9月に発見された新彗星で、木星軌道付近で見つかったにもかかわらず比較的明るかったこと、また太陽に極端に近づく軌道を描くことから、一時は最大マイナス13等にもなるモンスター彗星になるのではないかと期待されました。しかし太陽接近前、地上からの観測では2~3等くらいまでにしか明るくならず、しかも太陽最接近時に崩壊してしまうという予想外の展開となりました。予想よりだいぶ小さな彗星だったようです。2013年11月23日撮影。

パンスターズ彗星(C/2011 L4)

2011年6月に発見された新彗星で、発見当初は、太陽に近づく2013年3月ごろにはマイナス等級の大彗星になるだろうと予測され大変話題を集めました。しかし実際には1~2等くらいまでにしか明るくならず、観測条件も決して良くなかったことから、残念ながら一般の人が期待するほどには見えませんでした。2013年3月12日撮影。

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