光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

北アメリカ星雲 NGC7000(散光星雲、はくちょう座)

撮影日時 2014年5月10日
撮影機材 ミニボーグ60ED+レデューサー0.85×DG(D60mm, f298mm)、ビクセン SXP赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 アトム ガイドスコープ(D60mm, f540mm)
オートガイダー StarlightXpress Lodestar改
感度・露出時間 ISO1600、90秒×27コマ
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

はくちょう座の1等星デネブのすぐ近くにある散光星雲です。肉眼ではほとんど見えませんが、写真ではその愛称の通り、北アメリカ大陸に似た姿を捉えることができます。

この写真ですが、ミニボーグ60EDを使って撮影した最初の1枚になります。結果としては、かろうじて存在が確認できる程度には撮れました。淡い対象の上、撮影したのが5月で真冬ほどの透明度もない(この夜は特に良くなかった)ので、存在を確認するだけでもかなり強烈な画像処理が必要。肉眼で2等星がやっとという劣悪な条件下では、まずまずと受け取るべきところでしょう。とはいえ、もう少し何とかなりそうな気はします。

また、写真右側には「ペリカン星雲」(IC5067, 5070)の明るい部分が写っています。その名の通りペリカンのような形をした散光星雲ですが、その全体の姿がハッキリ分かるようにするにはもっと露出が必要でしょう。

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