光害になんて負けたりしない!東京都心でもできる天体観測

環状星雲 M57(惑星状星雲、こと座)

撮影日時 2012年9月8日
撮影機材 ビクセン ED103S(D103mm, f795mm)、ビクセン SXD赤道儀
使用カメラ Canon EOS Kiss X5 SEO-SP3
ガイド鏡 アトム ガイドスコープ(D60mm, f540mm)
オートガイダー StarlightXpress Lodestar改
感度・露出時間 ISO800、60秒×4コマ
備考 IDAS/SEO LPS-P2-FFフィルター使用

こと座にある惑星状星雲です。見かけの大きさが3分ほどしかない、たいへん小さい星雲ですが、輪っかのような特徴的な姿は街なかでも意外とよく分かります。その姿から「環状星雲」とか「リング星雲」、「ドーナッツ星雲」といった愛称が付けられています。地球からは約2300光年離れています。

惑星状星雲は一般に単位面積当たりの明るさが大きく、都心でも簡単に撮れるものが多いのですが、M57も例外ではありません。写真に撮ると、カラフルな色彩の輪っかが星空にぽっかりと浮かんでいて、ちょっと面白い眺めです。視直径が小さいので、本当はもっと長焦点の鏡筒で狙うべき対象ですが、こういう構図もスケール感が感じられて悪くないと思います。

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